
セブ島とは?人気のフィリピンリゾートを徹底解説
セブ島は、フィリピン中部のビサヤ諸島に位置する、美しい自然と豊かな文化が魅力の島です。首都マニラに次ぐフィリピン第2の都市として知られ、多くの日本人観光客が訪れる人気のリゾート地として確固たる地位を築いています。
多くの人が「セブ島」としてイメージするリゾートエリアは、実はセブ島内ではなく、隣接するマクタン島にあります。セブ市は活気に満ちた商業施設やオフィス、大学などが集まる都市で、フィリピンの活気ある日常を体験できる場所です。
マクタン島はセブ島と橋で結ばれており、白い砂浜が広がる美しいビーチと高級リゾートホテルが立ち並ぶ、マリンアクティビティの天国として知られています。国際空港もこのマクタン島に位置しているため、観光客はすぐにリゾートライフを満喫できます。
セブ島旅行のハイライト
- 透明度抜群の海でのシュノーケリングやダイビング
- マクタン島の高級リゾートホテルでの滞在
- ローカルフードを楽しめる市場やレストラン
- 歴史的な観光スポット(マゼランクロスなど)
- アイランドホッピングでの離島ツアー
セブ島の基本情報:通貨・言語・気候を把握しよう
セブ島で使われる通貨と両替事情
セブ島での支払いには、フィリピンペソ(PHP) が使用されます。2025年5月現在、1フィリピンペソは約2.6日本円です。主要なホテルやレストラン、カフェ、スーパーマーケットではクレジットカードも広く利用可能ですが、小さな商店やナイトマーケットでは現金が必要になることがほとんどです。
両替のポイント:
- 空港での両替レートは良くないことがあるので最低限にとどめる
- 市内のショッピングモールにある両替所が比較的レートが良い
- モールの中に何個もあるので良いレートの両替所を探そう
セブ島の言語事情:旅行者は英語で安心
フィリピンの公用語はタガログ語ですが、セブ島の住民は母語としてビサヤ語(セブアノ語)を使用しています。しかし、教育を通じて英語が第二言語として広く普及しており、多くのセブ島住民はトリリンガル(ビサヤ語、英語、タガログ語)です。
観光客は英語でコミュニケーションをとることができるため、全く通じないということはありません。セブ島は実は英語留学先としても人気があり、語学学校も多く点在しています。
セブ島の気候と最適な旅行シーズン
セブ島は一年を通して温暖な熱帯モンスーン気候が特徴で、大きく分けて乾季と雨季の二つのシーズンがあります。
ベストシーズン:乾季(12月〜5月)
- 安定した晴天が多く、マリンアクティビティに最適
- 最高気温は30℃を超えるが、海風で比較的過ごしやすい(リゾート地)
- 年末年始や春休みは観光客が多く、料金も高め
雨季(6月〜11月)
- スコール(短時間の激しい雨)が頻繁に発生するが、一日中降り続けることは少ない
- 台風シーズンと重なるため、天気予報のチェックが必要
- オフシーズンのため宿泊料金がお得になることも
セブ島の年間平均気温は約25〜30℃、湿度は70〜90%と高めです。訪問時は軽装と日焼け対策グッズを忘れずに持参しましょう。また、熱中症予防のためこまめな水分補給も重要です。
日本からセブ島へのアクセス方法

直行便vs経由便:どちらがお得?
日本からセブ島(マクタン・セブ国際空港)へは以下のルートがあります:
直行便の場合
- 成田国際空港から:約5時間30分
- 関西国際空港から:約4時間30分
- セブパシフィック航空やフィリピン航空が直行便を運航
マニラ経由の場合
- 総所要時間:約8〜10時間(乗り継ぎ時間による)
- 直行便より安い場合が多いが、マニラでの乗り換えに注意
- マニラの空港は国内線と国際線のターミナルが離れているため、余裕をもった乗り継ぎ時間を計画すべき
空港からホテルへの移動手段
- マクタン島リゾートホテル:多くの場合、ホテル送迎サービスあり(事前予約推奨)
- セブ市内ホテル:空港タクシー、Grabアプリ利用が便利
セブ島での移動手段を徹底解説

セブ島はコンパクトな都市構造が特徴で、さまざまな移動手段が利用可能です。それぞれの特徴と利用方法を押さえておきましょう。
セブ島内の交通手段一覧
1. ジプニー
- セブの象徴的な乗り物で、カラフルなデコレーションが特徴
- 料金:13ペソ(約34円)〜 ※距離によって変動
- 乗車方法:手を挙げて停車させ、降車時はコインを鳴らして合図
2. タクシー
- メーター制で初乗り40ペソ(約104円)から 最近は50ペソスタートも増えた
- 観光客には最も安全で確実な移動手段
- Grabアプリを使えばさらに便利
3. トライシクル
- バイクにサイドカーを付けた乗り物
- 短距離移動に最適で料金交渉制
- ローカルな雰囲気を味わえる
4. バイクタクシー(ハバルハバル)
- 渋滞を避けて素早く移動したい時に便利
- 必ず料金を事前に交渉し、ヘルメットを着用
- フィリピンの携帯電話番号があるならアプリが便利
5. 長距離バス
- 島の北部や南部への移動に利用
- サウスバスターミナルから出発するものが多い
セブ市内の交通渋滞は激しいため、特に朝夕のラッシュ時は移動時間に余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。また、観光客はGrabアプリの利用が最も安全で確実な選択肢です。
セブ島の物価:旅行予算の目安

食事の物価
セブ島の食事代は基本的に日本より安く、滞在費を抑えることが可能です。
リーズナブルな食事オプション
- ファーストフード店:100〜200ペソ(約260〜520円)
- ローカルレストラン:200〜300ペソ(約520〜780円)
- フードコート:150〜250ペソ(約390〜650円)
中〜高級レストラン
- フィリピン料理レストラン:500ペソ〜(約1,300円〜)
- 高級ホテルレストラン:1,000ペソ〜(約2,600円〜)
- 日本食レストラン:800ペソ〜(約2,080円〜)※日本とほぼ同等
飲み物・日用品の価格目安
- ミネラルウォーター(500ml):15〜30ペソ(約40〜80円)
- ローカルビール(330ml):45〜70ペソ(約120〜180円)
- コーヒー(カフェ):100〜150ペソ(約260〜390円)スタバは日本とあまり変わらない
- インスタント麺:20ペソ(約52円)〜
交通費の目安
- タクシー初乗り:40ペソ(約104円)
- ジプニー:13ペソ〜(約34円〜)
- トライシクル:短距離で20〜50ペソ(約52〜130円)
- 島内観光ツアー:1,500〜3,000ペソ(約3,900〜7,800円)
宿泊費の目安(1泊あたり)
- バックパッカー向けホステル:500〜1,500ペソ(約1,300〜3,900円)
- 一般的なビジネスホテル:2,000〜4,000ペソ(約5,200〜10,400円)
- マクタン島のリゾートホテル:5,000〜20,000ペソ以上(約13,000〜52,000円以上)
セブ島グルメ:絶対に食べたいローカルフード

セブ島の料理は、スペイン、中国、アメリカの影響を受けたフィリピン料理が主流です。肉料理が多く、新鮮な魚介類も豊富に使用されています。主食は米で、日本人の口にも合う味付けが多いのが特徴です。
セブ島で必食のローカルフード
1. レチョン(Lechon)
- セブ島の代表料理で、丸ごと焼いた子豚
- パリパリの皮と柔らかくジューシーな肉が絶品
- 特にCNT LechonやRico’s Lechonが有名
2. シシグ(Sisig)
- 細かく切った豚肉(主に顔の部位)を炒めた料理
- 香ばしく、カラマンシーをかけて食べるのが一般的 ※カラマンシーはレモンの様な酸味が特徴です
- ビールのおつまみとして大人気
3. ルンピア(Lumpia)
- フィリピン風春巻き
- 新鮮な野菜や肉、魚などを包んだ軽食 中身はお店によって異なるため聞かないと分からない
- 甘酸っぱいソースをつけて食べる
4. ハロハロ(Halo-Halo)
- かき氷、フルーツ、豆、ゼリーなどを混ぜたデザート
- 暑い日の午後に最適なリフレッシュメント
- カラフルで見た目も楽しい
セブ島の料理は基本的に辛くないため、辛い食べ物が苦手な日本人でも安心して楽しむことができます。観光エリアでは日本食レストランも多数あるので、現地の味に疲れたときは日本食で癒されることも可能です。
セブ島観光:おすすめスポット5選

1. マゼランクロス(Magellan’s Cross)
- セブ市内にある歴史的シンボル
- マゼランがフィリピンにキリスト教を伝えた証
- 美しい天井画も見どころ
2. トップス展望台(Tops Lookout)
- セブ島を一望できる絶景スポット
- 特に夜景が美しく、ロマンチックな雰囲気
- バスがITパークのバス停から入場料込み、往復で200ペソで出ています JYスクウェアから専属のバイタクもあります。
3. カワサン滝(Kawasan Falls)
- エメラルドグリーンの美しい滝
- カヤンコ村から徒歩で到達可能
- 滝つぼでの水泳も楽しめる
- セブシティから車で3時間ほど
4. オスロブ(Osaob)のジンベイザメ
- セブ島南部で野生のジンベイザメと泳げる貴重なスポット
- 朝早い時間帯の訪問がおすすめ 早朝から午前中しかジンベエザメに会えない可能性がある
- 事前予約が必要な場合あり
- セブシティから車で3~4時間
5. スミロン島(Sumilon Island)
- 美しいサンドバーが特徴の小さな島
- シュノーケリングやダイビングスポットとして人気
- 日帰りツアーで訪問可能
- オスロブのジンベイザメと一緒に
セブ島旅行の注意点とヒント
安全対策
- 貴重品の管理には十分注意する
- 夜間の一人歩きは避ける
- 観光客が多いエリアでも油断しない
健康管理
- 生水は飲まず、ボトル入りの水を利用
- 屋台での食事は衛生状態を確認
- 強い日差しと高温多湿に注意し、熱中症対策を
文化的配慮
- フィリピン人は温和でフレンドリーな国民性
- 宗教施設訪問時は肌の露出を控える
- チップ文化はあるが強制ではない(サービスに満足したら10〜15%程度)
おすすめの持ち物
- 日焼け止め(SPF50以上)
- 虫除けスプレー
- 胃腸薬(食あたり対策)
- モバイルWiFiまたは現地SIMカード
- 軽装と水着(リゾート滞在用)
まとめ:セブ島は初めての海外旅行にもおすすめ
セブ島は美しいビーチリゾートと活気ある都市部、そして豊かな文化体験を一度に楽しめる魅力的な観光地です。英語が広く通じることや、日本からのアクセスの良さ、そして物価の安さから、初めての海外旅行先としても人気があります。
マクタン島のリゾートで贅沢な時間を過ごすもよし、アイランドホッピングで離島の自然を満喫するもよし、セブ市内で現地の文化に触れるもよし。あなたの旅のスタイルに合わせて、セブ島での滞在を計画してみてください。
次回のブログでは、セブ島でのマリンアクティビティや、さらに詳しい現地の移動手段について解説していく予定です。セブ島旅行を計画中の方は、ぜひブックマークしてチェックしてください!
よくある質問(FAQ)
Q: セブ島旅行に最適な時期はいつですか? A: 乾季の12月から5月が最も天候が安定しており、マリンアクティビティを楽しむのに適しています。特に1月から3月は比較的涼しく過ごしやすい時期です。
Q: セブ島はどのくらいの予算で旅行できますか? A: 5泊6日の場合、エコノミークラスで約10万円〜、中級レベルで約15万円〜、高級リゾート滞在なら25万円〜が目安です(航空券込み)。
Q: セブ島の治安はどうですか? A: 観光地として整備されており、主要観光エリアの治安は比較的良好です。ただし、スリや置き引きなどには注意が必要です。
Q: 日本語は通じますか? A: 高級ホテルや観光客向けのお店では日本語が通じる場合もありますが、基本的には英語でのコミュニケーションが必要です。簡単な英語フレーズを覚えておくと便利でしょう。
Q: Wi-Fi環境はどうですか? A: ホテルやカフェなどでは無料Wi-Fiが利用できる場所が多いですが、安定性は場所によります。レンタルWi-Fiやプリペイドのデータ通信SIMを利用するのがおすすめです。モールなどのWi-Fiの利用は現地の携帯電話番号が必要になることが多い。
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